乙武氏5人不倫の件で謝罪の作法を点検する

田舎の本屋で昨日、問題の週刊新潮を探したら、一軒も売ってなかったっていう。

JDが時事ネタに乗っかりたいと思います。

 

みんな、スキャンダル好きなのね。

この件について。 >> 「乙武洋匡」氏が不倫を認める 過去を含め5人の女性と (デイリー新潮) – Yahoo!ニュース

乙武氏の「あざとさ」が周知のものであったかどうか。

>> 吉田豪 素顔の乙武洋匡を語る http://miyearnzzlabo.com/archives/36880

一般的にはどうなのか分からないけれども、自分の身体的特徴をネタにして、なかなかチャレンジングな、ブラックなユーモアを言う人だというのは知っていた。あざとさの部分も、Twitterでなかなか禍根の残りそうな技術を弄していたような覚えがある。あと、その時は話半分で読んでいたけれども、この件↓なんかも覚えている。

>> 乙武氏のブログ記事を読むと浮気をしていたとしか思えない件について – Hagex-day info http://hagex.hatenadiary.jp/entry/20130522/p11

なんというか、他者を「カタにはめる」ことに躊躇がない人なのかもね、という印象があった。

 

謝罪リリースのお作法

謝罪リリースについては、いつか記事を割きたいのだけれども、取り急ぎ言いたいのが、策を弄すな、策を練ろ、と。

  • 「傾向と対策」だけしてもダメ 透けて見える。テンプレもってのほか。
  • 手間をきちんとかけること かけられる時間のないときは 書き過ぎない(言い過ぎない)こと。
  • 兎に角早くすること。最低限の関係者に根回しして、必要なことだけ考えたら、リリースすること。形式は拘っている場合じゃない。
  • 助かろうと思うな。もう事は起こってしまっている。できるのは、少しだけマシになる、ぐらい。
  • 最初と、最後と、半ばで、謝ること。
  • 誰にどれだけ迷惑がかかったか、吐きそうになるぐらい、考えること。
  • 相手(読み手・聞き手)が誰か、よく考えること。
  • 自分が誰か、よく考えること。イメージ。

乙武氏の場合

>> 乙武氏が謝罪FAX 「今度こそ応えたい」 http://news.tv-asahi.co.jp/news_geinou/articles/hot_20160324_050.html

なんというか、テクニックはバリバリ行使してきて、さすが頭の良さで渡ってきただけあるな、と思わされます。デッカイ法人でもなく、個人か、せいぜい小規模の事務所?がついている程度で、短時間でよくこれだけ用意したなと。でも、それがかえって、悪い反応を産んだと思います。そもそも魂が入ってない謝罪文であることの悪道さを、アザトイ、小賢しいというエッセンスによって香り高くしてしまった。

  • 「傾向と対策」だけしてもダメ 透けて見える。テンプレもってのほか。 → 今年頻発した不倫騒動を見て学習したのか、最初から、『配偶者の許しを得ている』点を繰り出してきました。が、逆効果。内容が最悪だったし、あざとさプンプンの主因に。
  • 手間をきちんとかけること かけられる時間のないときは 書き過ぎない(言い過ぎない)こと。 → 手間をかけたところは技巧に現れてるけど技巧に走ったことが間違いだし、書き過ぎた。
  • 兎に角早くすること。最低限の関係者に根回しして、必要なことだけ考えたら、リリースすること。形式は拘っている場合じゃない。 → 前日にWEB報道が出て、翌日週刊誌発売の当日4時にきっちりFAXして、ワイドショーが始まる8時に公式サイトでリリース。早いのは結構だが、出来過ぎている。「傾向と対策」調が漂い過ぎてる。
  • 助かろうと思うな。もう事は起こってしまっている。できるのは、少しだけマシになる、ぐらい。 → 今回の批判の主因。配偶者に「妻である私にも責任の一端がある」と書かせた / 書くことを止めない まま出してしまった。以前より、妻と話し合っていた、云々。もうね、『話すんでるんだし、俺だけが悪いわけじゃないんだし、ね、ね、ね?』 …という本音が透けまくっている。
  • 最初と、最後と、半ばで、謝ること。 → この辺は割とちゃんとできている。が、それがかえってこの人の場合、あざとさの助けに(技巧に溺れている)。
  • 誰にどれだけ迷惑がかかったか、吐きそうになるぐらい、考えること。
  • 相手(読み手・聞き手・謝る相手)が誰か、よく考えること。 → 不倫の話の場合、ちょっと複雑に思えちゃうのかもしれないけども。そこが雑だと、かけるべき手間(というか脳の労力)をかけてない、というのが分かってしまう。
  • 自分が誰か、よく考えること。イメージ。 → 後述

 

下衆の極み乙武

もうね、みんな加護ちゃん事件を忘れるな、という気持ちでいっぱいです。未成年の喫煙というと、非難されるべき行為であることは言うまでもないですが、あそこまで完膚なきまでに攻撃されてしまったのは、「加護ちゃんが…煙草スパーなの…???」という世間の戸惑いがあったからに、他ならないと思います。

一方で乙武氏は、乙武氏のことを割とヲチしている勢には、『あーやっぱアイツあざとい奴なんだよな (゚⊿゚)シラネ』と再確認させてしまったし。よく知らない、書籍「五体不満足」のイメージからそのままきてる人たちは、『Σ(゚Д゚;エーッ! あの五体が不満足なのに努力して社会に貢献している乙武さんが !?』となるし。

加護ちゃんサンにしろ、乙武氏にしろ、そのイメージを飯の種にしておきながら、違背したときに、ダメージなく過ごそうというは、ムシが良すぎるというものです。乙武氏は、マスでは理知的苦労人を演出してきたし(少なくともそれを商品としあまり多く否定の手間をかけなかった)、少し小規模なところでは露悪的なところも見せたりなんかしつつ、でも腹を見せきったワケではなかった。

 

ネットイナゴは本当に嫌だと思うけど

たぶんあの謝罪FAX、自分ではよくできたと思って出したんだろうし、既婚者としてやっぱり黙っていられなかった。

謝罪文打つときに、助かろうと思うな、と。

まな板の鯉と自分に暗示かけとけ、と。

もうね、罪を謝る文だ、っつー、大前提が抜け落ちているひとが多過ぎる。どう料理するかは、最初から他者の手に委ねられているわけですよ。

あと、不倫は駄目ですよ。

変に美化してみたり、「男の甲斐性」ワードで思考停止する人山ほど見るけど。

法に触れないことないですよ。

あと、リアル「男の甲斐性」目撃しちゃった人、どれぐらいいるのかな。「二号さん」(敢えて)の、死の床の模様なんか、聞いたことある?子どもなんかできちゃった日には、もう本当に悲惨というほかないよ。

昨日今日、不倫が急に駄目になったのではなく、黙らされてきた、無念の配偶者のドロドロとした怨嗟が、やっと今噴き出しているだけですよ。予備軍、諸々も含めれば、世の中に相当な割合いるに決まっているのに。それを臆面もなく無視してみせる行為が、不倫をしておきながら保身を図る行為だ、というのを思い知って欲しい。

不倫、ダメ、絶対。

 

…で終わりたいのだけど、やっぱり色々と、逆境と戦ってきたフラストレーションというか、歪みが、何らかのカタチで出ちゃうのかなと思うと、なんだか悲しくなってきた。

初対面で握手を求めて、相手の顔色を観察する話…しかもそれを人に話すあたりなんか、露悪趣味にしても、ちょっと、と。

全能感というには満たされないものがありつつ、持っているもののパラメータがぶんぶん高い中、俺TUEEして存在を確かめないといられなかったのかしら、と。

 

(追記)一番納得感のあった意見

色々懊悩もあるのかね、と思っていた所だったので、だんだん気の毒な気持ちもしてきたけれど、性処理が大変だからといってルールやモラルに反して良いという理屈は、やっぱり成り立たない。

遊びたければ、離婚してから遊べば良いのだ。

(個別具体的にはそう簡単でないとしても、そこを怠ったからこその批難可能性なワケで。)

何もかも四角四面にルールに従えという世の中はマジ勘弁だけど、弱い側の人が人知れず泣いている可能性を感じる場面では、やっぱり落ち着いてはいられない。

技術論に限ればこのポストも面白い

やっぱり、「アザトイ」んですよねぇ。

↑のリンク先より抜粋↓

乙武さんのWebサイトってこの件まではWordPressで作られていたわけだけど、今回の騒動で、多分、サーバーをAmazonのクラウドサーバーであるAWSのS3に切り替えて、静的ページを1ページだけBootstrapを使って表示させてサーバーダウンを防いでいる。謝罪しているページが重いとかって、閲覧者にストレスを与えるし、サーバーダウンしてたら外部サイトに無駄な拡散が起きるかもで、それを静的ページにAWSのS3という構成で絶対に起きないようにしているのかも。そして、Googleキャッシュなどを除けば、ドメインのDNSを別サーバーに切り替えているので、Twitterとかは過去まで遡られたとしても、公式Webサイトについては過去記事を漁られて炎上の燃料を再投下されるリスクも下がるはず。その上で奥さんのコメントも一緒に載せることで、いわゆるネットでありがちな奥さんに謝れ的な大義名分を無くしている。そして、今後の流れとしては、おそらくは、公式サイトはAWSのS3のままで炎上するような燃料を投下せずTwitterなどはアカウントは消さないけれどそのまま一時的に発信せず、これからしばらくは動かないで、沈静化したら、またS3の静的ページからWordPressに戻して、もともとフォロワー数も多く影響力のあるTwitterなども再開、という流れではないかと、

私レベルのへっぽこ自営業広報担当者だと、そんなの全然知らないモンよ。プロのお仕事スな。

企業の広報担当とか、弁護士さんとかも、この辺の技術論、勉強してい行ったほうが良いですよねたぶん。

 

 

▼お話の中だけにしといたらどーすか。読んだことないし。レビュー見てたらやっぱ胸糞本ぽいので、私は読むことないと思うけど。

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投稿者: JD / ジェイド /

ジェイドと呼んで下さい。 ワラジ履きまくってます。 家族最優先。 得られなかったぴかぴかメダルを獲得するための戦いの最中。起業・サラリーマン経験あり。 文字を書くこと、文字を読むこと、どちらも中毒的に大好き。 (2016/3/10更新)