人生のゴールを何処に求めますか? 法クラの勲章・褒章の受賞事情について調べてみました

掲題の件につき、JDから調査結果と持論を述べさせて頂きます。

最近思うのが、女も齢35にもなると、「人生に飽きてくる」んじゃないかと思うのです。つまり、ビジネスマンとしてガシガシと生きていても、ひたすらにアカデミックで真理を求めていても、グルメに恋愛…のオトナライフを満喫していても。かつては、子どもを産み育てるという方法で、たとえ自分の人生に飽きても別の人生を見守るという選択肢もあったけれど、今はあまり選ばれなくなりました。

ゆえに、人生に飽きてくる。ふと立ち止まって、自分が何がしたかったのか考えてみてしまう。

人生のゴールとは?目標とは?

例えばひたすらお金を稼ぐというのは、自動的に数字が付いてくるので分かりやすいけれど、それじゃちょっと味気ないという人には、「勲章なんてどうだろう?」と急な思い付きで、調べてみました。
結果、あまり具体的な情報には行き当たらなかったものの、制度が抱える問題点とか、意味合いについて見えてきたものがありました。

 

一応この思い付きには下地がある

サラリーマン時代、仕事を頼んでいた司法書士さんが、褒章を受けるという出来事があったのですよね。そのときは不敬にも、「フーン」と思っていたけれど、それってどういうことだったんだろうと今になって気になり始めました。

勲章・褒章いかなるものぞ

「とにかくエライ」という頭悪い感じの印象は出てくるものの、詳しくは何だか分からない。調べました。

栄誉のしるし

ですよね。それはなんとなく分かります。栄典制度をカタチにしたものです。

 栄典は、国家又は公共に対し功労のある方、社会の各分野における優れた行いのある方などを表彰するもので、勲章及び褒章があります。

>> 日本の勲章・褒章(賞勲局) – 内閣府 http://www8.cao.go.jp/shokun/index.html

※以下、「情報源こちら」とするリンク先は、特に断りがない限り、内閣府の各関連ページです。

沿革

明治8年(1875年)に現在の旭日章の基である勲章が制定され、明治14年(1881年)に紅綬褒章が始まっています(情報源こちら)。

種類

勲章

大勲位菊花章、桐花大綬章、旭日章、瑞宝章、文化勲章。

見た目も「THE勲章」という感じのものが贈られるのが、勲章制度です。(以上、情報源こちらなど)

褒章

紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章、藍綬褒章、紺綬褒章、(褒状、飾版)。

物体としては、メダルです。色の名前が付いている。その名の通り、各メダルを吊り下げるための帯に、その色が使われています。団体なら褒状(たぶん賞状的なものなのでしょう)、二度目以降の授与なら飾版といって、プレートのようなものを頂戴するようです。(以上、情報源こちらなど)

…確かに、同じ色のメダルをいくつも吊り下げていると変かもですね。

時期

春秋叙勲と春秋褒章は、毎年4月29日と11月3日に授与されます。春秋叙勲については、勲章を着用し配偶者同伴で、天皇陛下の拝謁があります。(以上、情報源こちら)テレビなんかで目にするのはおそらくこのシーンですね。

統計

春秋叙勲が毎年4,000件程度(情報源こちら)、春秋褒章が毎年1,500件程度(情報源こちら)です。けっこういるもんだな!

データ見ると、かなり数が安定しているので、それこそ「お役所的」に、例年の数に合わせて選んでいくんだと思います(追記:選考手続に関する閣議決定を読んでいると毎回おおむね○名と明記されていますので、「やはり」です。)。

選考

ザックリ言うと、大臣などなどから推薦があり、総理が閣議決定を求める、決定、という流れのようです。

大臣の推薦は、当然各省庁の事務方が中の人として決めているのでしょうから、やはりお役所に功労を認められるかが、エントリーできるかどうかの分かれ目になると思います。監督官庁がハッキリしないような業界、ビジネスだったりすると、まず認められないのでしょうね。年齢制限もあるようだし。ただ、一般推薦制度があります(情報源こちら)(これも年齢制限あり)。

授与対象者には年齢制限があって、たとえば春秋叙勲は77歳以上とか55歳以上とか(情報源こちら)。ウーン…我が国の年功序列文化の源泉の一つを見た思いです。

(参考)「勲章の受章者選定は、地方自治体や各種団体が挙げた推薦者を、所管する省庁が候補者としてまとめ、賞勲局が審査するという流れ」 >> 勲章をもらう条件は70歳以上 一般からの推薦も受け付ける│NEWSポストセブン

所感

特に意外性はなかったというか、時代がかった制度と見受けました。だからこそ、オーセンティックなものを求める方には尊ばれる部分もあろうかと思います。

一方で、私個人の趣味としては、新しい分野に挑戦すること、未開拓なエリアを進むことへのインセンティブが、公からもあって欲しいように思うので、その辺り、分野の偏りへの配慮とか、年齢制限の撤廃ないし緩和があっても良いのかなと思いました。一応、問題意識はあるようです⇒情報源こちら

 

誰がもらえるのか

過去、どういった方が授与されているのか、探してみたのですが網羅的な資料を見付けていません…。名誉であり公表されるけど、あまり広報していないということか…。というか、やはり「時代がかった」制度なので、WEBに親しんでないということでしょうね。

超ざっくり言うと、旭日章の大綬章だと「銀行、鉄鋼や自動車など重厚長大企業の経営者」(既出 NESポストセブン)、小綬章だと「選定条件は都道府県レベルにまでハードルが下がる。全国各地の医師会や商工会、各種業界団体やスポーツ団体でトップを務めれば、受章のチャンスは格段に上がる」(同)だそうで。

この記事を起こし始めてなんとなく思ったのが、毎年時期になると、お役所から弁護士会だの司法書士会だのに、「今年はいかがか」の根回しがありそうな気がしますよね。記憶の司法書士さんは、そういえば県司法書士会のトップを務めていたような気がします。

ウーン、ウーン…あんまりにもあんまりに「シャンシャン」で決めているようなら、それはそれで栄典の権威というか威厳というか威力というか…ポストに就いててスキャンダルがなければもらえるもの、という俗人の評価になるでしょうね。

>> 勲章 (日本) – Wikipedia

>> 褒章 – Wikipedia

これも私の趣味の話になってしまいますが、付和雷同、十把一絡、護送船団方式で、のんびり団体行動をしてきた人も評価されて然るべきだけど、ソロで道なき道を歩んできた人にも、功労の評価があって良いのではないかと思います。

 

特に法律・士業 業界

特に最近(前から?)、士業界は、どこも会費の高さとか変化のなさなどの団体批判が高まっています。組織団体に浸からずに、単独ないし少数で働きをする、という人も増えるのが必然ですし。

司法書士、公認会計士、税理士、行政書士は、黄綬褒章の対象になるようです(情報源こちら)。このソースによれば、団体との兼ね合いは明示はされてないですけども。

他業界ですが、藍綬褒章に至っては、「医師会役員」「歯科医師会役員」とハッキリ団体役員が対象になることが明記されています(情報源こちら)。任意加入団体なのに…。

同調圧力の強い国だからこういう制度運営ぶりなのか、こういう制度運営ぶりだから益々同調圧力が増されるのか。きっと相乗効果ですね。

結局

もう少し具体的な、弁護士、司法書士のなかでもどういった方が授与されるのか、ということについてはあまり情報が見付けられませんでした。スミマセン。がしかし、調べていくと、おそらく公然の秘密的なところがあるというか、暗黙の了解的なところがありそうというか。それぞれの業界内では「ああ、なるほどあの方ね」というムードになるのであろうことは、窺い知ることができました。

ところで根拠法

憲法に関連条文があるのは周知のところですが、栄典制度全体の根拠法がハッキリ見つからないと思っていたら…そういう指摘もあるようですね(内容未確認ながらWikipediaによれば)。

 

まとめ

私や誰かのモチベーションになればと思って書き始めましたが、調べる程に、あ、コレ、シャンシャンなやつだ、というガッカリ感ばかりが盛り上がってしまいました。

集団の中で優等生をやっていれば、いずれ上位存在からお褒めの言葉がある、って、学生時代とそんなに変わらないですね。推薦入試とか。もちろん、私の趣味でない、というだけで、それ自体が尊いことではあるし、個別具体的な授与された方々に対しては、尊敬の念しかございませんです。ええ、もちろん。

 

以上、JDよりブツブツぐだぐだ申し上げました。

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投稿者: JD / ジェイド /

ジェイドと呼んで下さい。 ワラジ履きまくってます。 家族最優先。 得られなかったぴかぴかメダルを獲得するための戦いの最中。起業・サラリーマン経験あり。 文字を書くこと、文字を読むこと、どちらも中毒的に大好き。 (2016/3/10更新)